やがて日が暮れると、煌々と輝くこの星の衛星群が出現し、地上を照らし
始めました。
一行は、傾斜が大きくて落ち着かない小型艇から這い出すように地表へ
降り立ちます。
「小型宇宙艇の損傷状況を調べたポッポ」
船体の陰で車座になって腰を落ち着けた一同に向かって、ポッポ・コバト
少佐が口を開きます。
「前にも伝えたとおり、時空間エンジンは二基が脱落、残りの一基は支柱
内部を通る制御系が破断して動かないポッポ。」
「うう〜ん、やはり当面はサバイバル生活ね、、」
クリス大佐が頭を抱えると、ポッポ・コバト少佐は続けます。
「救難信号装置は内部電源で動いてるし、もっと電力が必要な浄水器や
簡易調理器、冷蔵庫なども発電機を修理すれば使えるポッポ。
クリス大佐、あなたにはこれを手伝ってほしいポッポ。
あと、星姫様には食料集めを、びえちゃんの怪我がなおったら
ピーちゃんには水場へ案内してもらうようお願いするポッポ。」
「ぴぇ〜」
「ピェ〜」
ピーちゃんとびえちゃんが揃って同意します。
「貴官は何イキナリ仕切ろうとしてんの!この星の時空間座標を調査
して、救難信号と一緒に送るのが一番早いんじゃないの?」
「まあまあクリス大佐。私はポッポ・コバト少佐の提案、なかなか理に
かなってると思うよ?発電機で救難信号の出力も上げられるでしょ。」
謎の果物(のような物)を齧りながらクリス少佐をなだめる星姫様は、
どうやら食料集めがてら、食べられるものはその場で食べる気の
ようです。
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