「サテ、地球の方向はわかったんぢゃが。どうやってソッチヘ
移動したらええぢゃろう?・・・ロケットエンジンでもあればのう」
ぽぽりんは、宇宙で移動する方法をひっしで考えます。
「そうぢゃ!ロケット推進!ロケットの原点にもどるんぢゃ」
「ヴォイジャーのザンガイを、反対方向に少しずつ投げれば
この星はヴォイジャーの来た方向に加速されるはずぢゃ・・・
ヴォイジャーにぶつかる前の運動分を、修正せんといけんし
手で投げる不正確な分も、いずれ軌道修正せんとダメぢゃ。
地球に接近したら、ブレーキも同じ方法でかけねばならん。
ヴォイジャーのザンガイだけで、ロケット燃料として足りる
ぢゃろうか・・・?」
ぽぽりんは熟慮を重ねながらも、とりあえず少しずつヴォイ
ジャーのザンガイを投げ始めました。
「このザンガイは、今のワシにとってはトテツモナク貴重な
ロケット燃料ぢゃ。ひとつずつ、だいじに投げんといけんのう!」
宇宙空間で移動する物体は、空気の抵抗などは存在しないので
ワズカでも加速が加われば、ずっとそのスピードが続きます。
ぽぽりんがザンガイを投げるたび、ほんのわずかずつですが
小さい星はヴォイジャーの来た方向へ、加速し始めました。
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